こんにちは。株式会社きとうむらです。地域おこしの拠点として、山ふかい木頭村に発足したきとうむらは、豊かな自然の中で、ケーキやムースなどのデザートのほか、ナチュラルウオーター、柚子果汁などを製造販売しています。『ゆず、みず、だいず、きとうむら』をキャッチフレーズに、環境と経済の調和した地域産業をめざしています。


木頭自慢の柚子しぼり

●柚子粉300g、1kg製造中止のご案内


 人気の石臼引き柚子粉ですが、品質管理上の問題により、300g・1kg袋入りの製造を中止いたします。今後は50g袋のみの販売となりますので、どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。


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Last Updated on 2006



コスモス

2006年12月

第69号

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柚子の話・・・その1

 木頭地域の柚子収穫もやっと終わりました。昨年が裏年で不作だっただけに、今年はきっと豊作だろうと予測していましたが、それに反して収穫量は六割程度。さらに、昨今の柚子ブームで大手ドリンクメーカーが買占めに走り、生産者価格が通年の倍近くになるという状況です。木頭地域には、徳島市内の農産物ブローカーがトラックで乗り込み、その場で現金をはたいて、片っ端から柚子をトラックに積み込んでいくという光景が見られるほど・・・。そんな中で、きとうむらとしても契約栽培生産者のみなさまに、損した気分をさせてはいけないと、生産者価格を現況に合わせ、また丁寧な対応をするなどして、なんとか柚子を集めました。しかし、集まったのは通年の半分。価格が倍となり、集荷量が半分となる苦しい状況でした・・・。

 大手メーカーの作る柚子ドリンクとは、柚子果汁が1%程度で、香料と酸味料で味をつけた柚子風味ドリンクがほとんどです。1%の果汁に対して、その原料価格が倍になったとしても、たいした金額ではありません。一方、きとうむらで作っている柚子製品は無添加で、たとえば「ゆずみつ」の場合でも柚子果汁は10%。「柚子しぼり」にいたっては果汁100%だけに、原料価格が倍になれば、もろに製造原価に響いてきます。これまで7年間、木頭の柚子のおいしさを広めようと、柚子製品を作り、じっくりとお客様を増やして、やっとよちよち歩きをはじめた小さな村の会社も、資本主義の原理で吹き飛ばされてしまいそうです。

 この柚子ブームは数年は続くでしょう。しかし、そこには木頭の柚子でなくてはだめだというこだわりなど、あるはずもありません。時流に乗って儲けれられれば良いという企業の戦略は、稼ぐだけ稼いだら切り捨てるという非情なものです。そこには地域の発展や、生産者の保護などという考えは一切ありません。きとうむらは今、そんなエコノミックアニマルに振り回されながらも、どうすれば生産者を守り、お客様を大切にしながら、この時代の中で生き残れるかを模索している最中です。


私たちの会社は、高知県との県境に位置する山深い旧木頭村の地にあります。近隣5町村との合併で、人口1万2千人の那賀町の一地方となったのは、つい先日の事です。木頭村は、全国の支援者とともに「巨大ダム開発をストップさせた村」として知られます。私たちは、地域の自然を守りながら、コミュニティに元気が戻るよう、これからも変わらず地域の自然や柚子などの自然の産物にこだわり、全国の皆さんにお届けしていきます
〒771-6402
徳島県那賀郡那賀町木頭出原字ヨコマチ23-2
きとうむらトゥデイ編集委員会
info@kitomura.jp
・0884-68-2212 Fax.68-2277
皆さまからの情報、記事を募集しています。
楽しかった柚子収穫体験ツアー            岡 里栄子


 11月9日、10日の2日間、木頭のゆず取り、ゆずしぼりのお手伝いをさせていただきました。8月中旬にはまだ青くて小さい固いゆずが大きなゆずとなって、村一面山吹色のゆず畑が広がっていました。

 ゆず取りの途中、農薬使用のゆずを見せていただきました。色・形はよいのですが、皮の厚さや香りは無農薬栽培のゆずの方が断然よくやはり手間がかかってもゆずの木にやさしくすると、ゆずはちゃんと答えてくれるのだなぁと感じました。

 ゆずしぼりでは、木頭の女性の方々が、ゆずしぼり専用の木製の道具を使ってしぼっていました。その道具を使うと、片手でゆずを半分にカットし、同時にしぼることができます。そしてしぼり汁はバケツに、ジャムとなる皮は、かごへ分別できます。

 女性がしぼる理由は、男性がしぼると力が強すぎるため、にがみがでてしまうからだそうです。こうしてしぼったしぼりたてのゆず汁はビンにつめていろいろな料理に使うことができます。わたしはわさびクリームのパスタに少し入れたり、はちみつと一緒に入れてホットドリンクにするのが好きです。ゆずの搾り汁は新鮮なあまり、料理にかけるとシュワシュワ発砲していました。

 ゆず取りとゆず絞りの11月は村全体がとても忙しそうですが、しぼったゆずのすっきりとした香りと、山吹色に実ったゆずが、静かでゆったりとした木頭村にぴったり合っていて、ほんとうにきれいな村だなぁと感じました。





今なぜ憲法改悪なのか    文・藤田 恵

 憲法改悪は何としても阻止しなければなりませんが、自民党などは今なぜ改憲を急ぐのでしょうか。一言でいえば近い将来の経済破綻に備えてと私は見ています。そのため北朝鮮問題で国民を煽り、自民党が生き残るために強固な治安体制を構築するのが本音でしょう。                 ヒットラーは、わが闘争(角川文庫1973年)で「大きな嘘ほど国民をだまし易い」旨を述べていますが、正にこれを地で行くのが自民党政府の画策する憲法改悪ではないでしょうか。ご存知のように、日本の国家経済は1000兆円もの膨大な世界的にも例がないほどの借金大国になっています。「銀行の不良不債権も整理がつき、経済は順調」と宣伝していますが、本当でしょうか。国の借金は今も増え続けています。大企業などは歴史的な大儲けをしているそうですが、銀行は私どもの税金を公的資金と称して、この金をサラ金へ高利で貸して儲けただけで、顧客に富をもたらす新しい金融商品を開発したわけではありません。大企業はリストラと言って多くの従業員の首を切り、安い派遣労働者やパートに置き換えただけで、例えばマイクロソフトやグーグルのように世界的に競争力のある画期的なプロジェクトが成功した例などは皆無と言っても過言ではありません。

 こんな経済状態の終焉は、数年以内にハイパーインフレか大増税、物価統制、金融封鎖のどれかががセットで強行されるのではないかと言われております。憲法さえ改悪できるオール与党的な国会ではどんな法律でも通ります。国民の個人財産を奪う金融封鎖をはじめとした悪法の財産法も特別法であっという間に成立するでしょう。

 金融封鎖の前後には、銀行や郵便局ではわれ先にと取り付け騒ぎが全国的に勃発するでしょう。例えば、通帳には100万円の残高があっても10万円しか引き出せない。たんす預金も焙り出され新円切り替えで10分の1になるかも知れません。金利は暴騰し、円や株式、債権などは暴落して、市民の生活は根底から破壊され、住宅ローンなどを抱えている人のほとんどは破産に追い込まれるでしょう。こうなったら、小泉や安倍の偽者にだまされ続けていた、お人好しの多くの国民も「自民党政府はけしからん」と本気で自民党を倒す政治活動などに参加するでしょう。もうあとは、書く必要もございません。憲法改悪で大手を振って登場するのが軍隊の出動です。

 以上は最悪のシナリオですが、経済破綻などで混乱した諸外国では珍しいことではありません。こうならないことを祈るばかりです。既に、憲法違反の盗聴法も数年前に完成し、教育基本法もついに改悪されました。これからは、誰でも何時でも逮捕ができる共謀罪と、最終の締め括りの憲法改悪です。自民党の改憲草案も公表されていますが、「公益及び公の秩序」という用語が頻繁に使われています。これは、今の憲法で多くの権利の前提としている「公共の福祉」に置き換えたもので、諸権利の制約をかなり具体的にしていると言えます。これを使えば、例えば、国や自治体の無駄な公共事業に反対する市民運動なども、すべて憲法違反で逮捕などの弾圧を受けることが予想されます。また前文に歴史、伝統、文化を踏まえて「国柄」を盛り込んで国民に押し付けることも画策されています。このように、自民党などの憲法改悪草案は9条の改悪だけでなく、「憲法は強大な国家権力から市民の権利を守る」と言うフランス革命以降に多くの犠牲の上に築き上げた近代民主主義の普遍的な原理を否定する恐ろしい内容であると言っても過言ではありません。


徳島県木頭村の開発と住民自治★ 内発的発展と地域社会の可能性

丸山 博編著 法律文化者2006年10月 発行定価3780円(税込み)  

室蘭工業大学教授で環境教育学博士の丸山博先生が九年間も木頭村へ通われた労作です。村の歴史、文化、経済、住民運動、村政を、日本の行政史上初めて国の巨大ダム・細川内ダムを中止に追い込んだ運動を中心にして、一つひとつの事実を掘り起こしながら、環境正義などを踏まえて先生の明確な考察が読み物風に展開されています。登場する方々はすべて実名で記述され、私も30回ほど顔を出しています。面白可笑しく、本屋さんで平積みされるような本ではありませんが、是非とも読んでいただき蔵書の一冊に加えてほしい内容の濃い本です。

 送料共で特別の3000円でお送りいたします。私の在庫はあと50冊となりました。左記へご一報をお待ちしております。

〒779-2205 徳島県海部郡美波町奥河内字井ノ上84-5 藤田恵

TEL0884-77-1008 FAX0884-77-1210 e-mail kga@star.quolia.com



山村留学センターからのお知らせ

 山村留学センター結遊館では、「木頭 冬のがっこう 2007」を開校します。対象は小学生(1〜5年)。来年度山村留学希望の方、興味のある方は是非ご参加下さい! 遊ぶの好きな子集まれ!

 四国の森で木を伐って、秘密基地&冒険ツアー「木頭 冬のがっこう」。

 何十年も先輩のふと〜い木をきったことある?倒した瞬間ってどんなだろう? きったその木で秘密基地づくりもよし、ギコギコトントン木工してもよし。ここではいっぱい汗かいて、真っ黒になって作業するのが超カッコイーのだ!

 作業がすんだら、谷川をさかのぼって上流探検してみよう。発見できるのはシカ、魚、それとも巨大なつららの谷!? ターザンにだってなれるんだ。行けば行くほどわくわくする僕たちの冒険は止まらない、時間を忘れて進んでいこう! お腹がすいたら帰ればいいさ。

 夜はちょっとばかり川のこと山のことも学んでみよう。それは、ここに住むじぃちゃんばぁちゃんが子どもたちに伝えたいこと。囲炉裏を囲んでいろんな話しができるといいな。

日程:

第1回 2007年1月20日(土)〜21日(日)

第2回 2007年2月17日(土)〜18日(日)

場所:山村留学センター結遊館 および おららの炭小屋

対象:小学1年生〜5年生

加費;各5000円(体験費用、一泊四食付き)*ゆうゆうかんネット会員は4500円

締切:第1回 2007年1月15日(月)

   第2回 2007年2月12日(月)

主催:山村留学センター結遊館 北川小学校山村留学推進委員会

問い合わせ 申込先  電話&FAX 0884−69−2717 結遊館(留守の場合は留守電にご連絡先を

残してください)
→http://yuyukan.net


「スローライフな村」 結遊館ブログ「山川空のがっこう」より 結遊館スタッフ 玄番真紀子

 お祭りの当屋に当たった。昔は一生に一度の大仕事だったらしいが、この頃は家数が少なく六年に一度まわってくる。当屋の仕事は、太夫さんの接待や、だんずり子(太鼓を叩く子どもたち)の食事の世話、祭りの儀式に必要なもの(あしなかやのぼりなど)の準備だが、年々簡略化されてきているようで、町から来た私からみてもそれほど仰々しくなくシンプルだ。おなごしは、祭りまでの一週間、だんずり子の食事を交代で作る。「このごろの子の口にあわんかもしれんけど、昔からかきまぜ(ちらしずし)とぼたもちじゃ」と、畑でとれた小豆でばぁたちが作ったぼたもちは、ついつまんでしまいたくなるほどおいしそう。他にも、塩漬けされ保存されていたタケノコやゼンマイ、こんにゃく芋から作った山のこんにゃく、とれたてのみずみずしい菜っぱ、土から顔を出したばかりの里芋などなど、愛情もって育てられた素材を愛情もって調理する料理が、いくら今の子どもたちといえども、口に合わないわけがない。もちろん毎晩、子どもたちによって料理はあっという間にたいらげられる「幸せな子どもたち」―しみじみ思う。

 「スローフードな日本」(島村菜津 著)を読んでいる。今やファミレスはもちろん学校や病院までも、生の食材から調理することは少なく加工品が8割方という。和風定食についている大根おろしだって、中国やタイでおろされてフリーズドライされ輸入されているのがほとんどなのだとか。

 ふと我が家の台所を見ると、隣のばあちゃんからもらった太い大根や土付きの芋がごろごろ、大豆は自家製、今年は畑で黒ごままで作ったではないか。地産地消でランキングするなら、我が家はかなりハイレベル!?

 今晩の我が家の夕ご飯もオール木頭産で頂きましょう。


子育て日記             栗原広之

 生まれて間もなく木頭村に移住し、柚子の村の豊かな自然と小さな山村の人々のあたたかいコミュニティに育てられた娘が、神奈川県のI市民となって半年経った頃だった。小学校の担任先生から私の携帯電話にコール。「何ごと?」「娘さんがA子ちゃんの家に遊びに来ている」。はぁー?それが「先方のお母さんが『知らない子がランドセルのまま来ている』と心配されて学校に電話を」・・・

 両親共働きとなり、鍵っ子となった娘が学校近くに住む級友にさそわれ、寄り道したという話だった。先生からの電話の直前、娘からも電話があり、仕事の区切りが付いたら迎えに行くという約束をした直後であった。そのやりとりは先方も承知であった。

 30才で結婚した私は、娘の級友の親たちとは一回り違う事もよくある。しかし私が子供の頃、ランドセルのまま寄り道をして学校に“通報”された記憶はない。子供を取り巻く環境が日々悪化している事の実感はあるものの、級友を、素性の知れない子として扱う事に驚く。コミュニティの規模が大きくなれば、人間関係を積極的に作っていく気持ちは希薄となるものか。

 仕事を中断し、急ぎ娘を迎えに行った。遊びを中断させられた娘は不満そうであった。直接お会いした先方のご両親が、特別普通で優しそうに見えた事が、私にはかえって残念であった。


細川内ダム反対運動資料館建設を考える/その5
ダム反対運動資料保存会代表 田村 好

 さて、約200年前の百姓の一揆騒動、その時代なら当然「ダム反対の首謀者」たちは、斬罪され、さらし首になるところだがおかげで現代社会は民主主義の時代、だから私も「さらし首」にされずに済んだと思う反面、まだまだ悪徳商人が横行する時代でもある。見よ、政界、財界、官界、建築界、土建業界、社会保険庁などなど、あげればきりがない。日本の赤字国債は750兆円を越えた。ますます広がる貧富の差、年間自殺者が3万人以上と聞く。驚くべき数字ではないか?

 今、敗戦後すでに60年、日本の国土は荒れに荒れた。「国破れて山河あり」と云う諺を聞いたことがあるが、私は「国破れて山河荒れ、人心乱れて荒海の如し」と云いたい。国が進めた拡大造林で山林の崩壊が続き、そのため全国の河川がことごとく土砂で埋まり、しかも約3200個のダムを造って、自然環境は大きく破壊された。ダムを造って得たメリットよりも、子孫たちに残す負担が余りにも大きすぎると思う。その昔、焼き畑農業をして生計をたてていた時代の原生林の、豊富な大自然の醍醐味を、若い人たちは知ることも無く生涯を終えるだろうと思うと、とても悲しくなる。

また年間30個のダムを壊すとしたなら、100年以上もかかる計算なのだ。ダム問題が浮上したとき、私はお役人に聞いた。

「ダムの耐久力は何年ぐらいですか?」と。その答えは「生コンの歴史が浅いので分かりませんが、70年から80年ぐらいだと思います。」と言っていた。初期に建設したダムの賞味期限は近づいてくる。更にダム湖への滞砂問題や、海洋への汚染問題など、山積している課題は余りにも多い。未来の為に今後も良い方向へ転換できるよう未熟ながら努力してゆきたいと思っている一人である。

 (つづく)