[木頭はこんなところです] 
文化庁が、日本の美しい棚田や里山の景観を守るための文化的景観保全地域を指定しました。その中で、木頭の「柚子の生産地」が保全地域として選ばれました。


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○美しい那賀川の源流
 徳島県と高知県の県境に位置する徳島県那賀郡那賀町の旧木頭村地域は、その98%が森林という自然豊かな山村です。年間降雨量四国一、瞬間降雨量日本一の記録を持つこの地には、徳島県第二の川である那賀川の源流が流れ、アユやアメゴの釣場としても有名です。
 この美しい川には、古くから河童伝説『ガロ』の存在が語り継がれており、川と地域の深い関係を物語っています。そんな豊かな水は、豊かな森林から生まれます。木頭地域には、手付かずの原生林が約33ヘクタールほど残っており、この太古の森を保護するためにトラスト運動として行政が所有し、未来遺産として残すことを約束しています。そこには幹回り2メートルを越えるナラの木や、樹齢数百年を越える杉などがいまもなおその歴史を刻んでおり、もののけの住む聖霊の森を思わせます。

○木頭杉丸太一本乗り
 その昔、平家落人としてこの地に住み着いた村人は林業を営み、近年まで木頭杉として質の高い杉材を、那賀川の流れに乗せて町まで出荷しておりました。その名残が、毎年8月に行われる『木頭杉一本乗り大会』です。水しぶきと歓声の中、山の男たちが川面に浮かべた杉の丸太に飛び乗り、川下りをしてバランスを競い合うその祭りには、全国各地から多くの観光客が訪れます。

○日本一の柚子の里
 林業の衰退した今日、地域の産業は主に柚子を中心とした農業に変わり、日本一の柚子の里として全国に知られるようになりました。豊かな水と豊かな自然環境のおかげか、『木頭柚子』は味と香の良いことでも知られており、朝日農業大賞を受賞するなどの栄誉も受けております。また、寒暖の差のはげしい気候風土が柚子だけでなく、おいしい大豆を実らせることから、『株式会社きとうむら』では、新たに大豆の生産と大豆を利用したお菓子作りをはじめました。その他、木頭の山の中腹から湧き出る天然水をパッケージした『山の湧水』など、当社は自然を満喫いただける商品を柱とし、自然を活かした地域おこしに力を入れております。

 『ゆず、みず、だいず、きとうむら!』

きとうむらは自然のおいしさを大切にしています。

株式会社きとうむら スタッフ一同