在来種のじゃが芋

風が冷たい日が続いていますが、季節は着々と春に向かっています。

梅は満開、畑の葉ものは薹だちし始め、山の木々がほんのり赤く染まって芽吹きの準備をしています。

木頭では自家用の畑が多いのですが、この季節あちこちでじゃがいもを植える準備をしています。
男爵やキタアカリなどは品種によって種を継ぎ難いということですが、この辺りでは在来種の肌の赤いじゃが芋はずっと種を残して栽培されています。
もっちりとしていて炊いても身がくずれにくいので、おでんなどによく利用されます。

流通している野菜は種を繋げないF1種がほとんどになってしまった今、じゃが芋の他にきゅうりや山キビ、長ナスなど、在来種の種を残して保存する知恵はとても貴重となってきました。
ただそれらも食べる人、作る人があってがあってこそ受け継がれるもの。
種の保存同様、高齢者が受け継いでいる山の暮らしそのものを守ることがとても大切ではないかなと思いながら、私も明日じゃが芋を植える準備です。

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