雑穀 の生命力をいただきましょう!!
日本人は古代より、米だけでなく粟、稗、キビなど、あらゆる食べら
れる穀物を食べてきました。米だけが主食になった歴史は驚くほど短
いのです。雑穀は生命力が強く病気になりにくいので農薬の必要はな
く、またビタミンの少ない白米食では肉食に偏りがちな食事も、ビタ
ミンもミネラルも優等生の玄米や雑穀なら野菜や豆類を無理なく豊富
にとることもできます。このまま先進国が肉食+精白米・精白小麦主
食の食事を続けたら、食糧難の時代へ向かうのは必至。手持ちの鍋で
簡単に調理可能な雑穀を、この際見直してみてはどうでしょう。ここ
木頭でも、水田耕作地の少なさから、1960年ころまでは焼き畑をしそ
こで稗や粟を栽培して生きる源としてきました。山を焼くことで灰が
積もり、雑穀や小豆の生育には特に良く、雑穀は「いやじり」と言っ
て連作できないので、その後は山を山に返してきたのです。残念なが
ら木頭では、現在はごく個人的にしか雑穀は作られていませんが、こ
れから雑穀が見直されてきたら、雑穀文化も復活するかも!?
木頭では稗や粟に1割ほどの米を入れたり、小豆を混ぜたりして炊いた
ものが主食でした。そんな時代に生きた人だからか、今なお足腰丈夫
で現役で農作業するじいちゃんばあちゃんばっかりなのかも!
今回は、現代人にもとっつきやすい雑穀レシピを紹介します!
あわ(きび)のナゲット
【基本】あわ(きび)の炊き方
@カップ1のあわを目の細かいザルで洗う。
Aカップ1,8の水を鍋で煮立てて塩小さじ1/4と粟をいれ、木べらで
混ぜながら煮る。
B鍋底が見えるくらい水分がなくなったら極弱火にし、蓋をして15~20
分炊いてから火からおろし10分ほど蒸らす。
【炊いたあわをナゲットに!】
@たまねぎ100gをみじん切りにしてごま油で炒め、塩小さじ1/2する。
A炊いた粟を混ぜ、しょうが(適量)のみじん切り、酒・しょうゆ各大
さじ1/2,塩1/4を入れ混ぜ
合わせ、最後に小麦粉(地粉)3/4カップを入れる。
B直径5,6センチに丸めて油で揚げる。(揚げる前の状態で冷凍可)
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 雑穀レシピ満載の本
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  木幡恵・大谷ゆみこ共著  \2520
「雑穀つぶつぶスイート」(創森社・カラー112ページ)
  木幡恵 著  \1470