「かめびし」醤油を応援しよう!

〜JAS法の矛盾「天然にがりが無認可食品添加物!?」〜


創業(1753)当時からの「むしろ麹製法」を守り続ける全国唯一の蔵元「かめびし」。
その伝統的な醤油の製造法に、先ほど農林水産省はJASマーク(日本農林規格)の表示をや
めるよう命令しました。理由は、企画が認められていない「にがり」を使用しているため、
ということです。
そもそもJASマークは、戦後の粗悪品の横行を防ぎ食料品の品質を守るために制定されまし。国
は5年ごとに企画を見直しているそうですが、その中で認められている食品添加物以外を使
用すれば、より質の高いこだわり商品すら対象外になるというから驚きです!
2002年にも、「松田のマヨネーズ」が砂糖の代わりに国産はちみつを使っていると言う
理由で、「マヨネーズ」とは名乗れないと指摘を受けました。理由はJASのマヨネーズの基
準が砂糖の使用は認めているが、はちみつは認めていないから。同社は泣く泣く「松田のマ
ヨネーズタイプ」に名称変更。これに異議を唱えた松田のマヨネーズファンたち。署名運動
を展開し、6年経った今年3月、ようやく原材料にはちみつを加える基準改正の方針が決
まったようです。
このしゃくし定規な基準は大量生産する大企業に有利、昔ながらのこだわりの製法を守る小
さい製造業には向いておらず、消費者が求める顔が見えて安心できる食品がどんどん遠くに
追いやられる現状です。

「原材料は国産大豆、国産小麦、塩、および、天然にがり、のみです。その他の原材料や添
加物は一切使用しておりません。・・・一切製法を変えずに続けて参る所存です。・・・現
行のJAS法の下で違反というのであれば、ご命令に従うためには残念ながらJASを辞退させて
いただくより他に方法はないと考えております。」
          (かめびしHPよりhttp://kamebishi.com/)

 当該商品については、今後JASマークを廃した上で従来「にがり」としていた表現を「粗
製海水塩化マグネシウム」と改めた商品ラベルを添付して出荷するそうですが、今までと製
法・内容共に変わりはありません。伝統製法、安全な食を守るために、蔵元「かめびし醤
油」を応援しましょう!