玄米の本を書きました  

                      ひの ゆうさく

 このところ、コラムが堅い話になりがちなので、今回は最近の活動報告をさせて
いただきます。昨年の暮れに玄米の本を執筆いたしました。玄米を食べて20年程
度の若輩者ですが、知人が設立した玄米研究所の主席研究員にしてもらったのをき
っかけに、玄米のすばらしさを紹介したくて、3冊書きました。いきいき玄米読本
というシリーズで、タイトルはそれぞれ『はじめての玄米』『玄米で癒す』『玄米
をおいしく』(エイト社)です。

 玄米を食べている人にとっては、玄米は決して特殊な食べ物ではありません。
しかし、食べたことがない人にとっては、ダイエットフード、健康食、養生食、病
人食、といったイメージがあるのではないでしょうか。白米があたりまえの世界で
は、玄米は「おいしい」という評価の外に位置付けられていますが、これが食べは
じめると、白米では物足りなく感じてしまうほどに、玄米には魅力があります。
して健康促進やダイエット効果など自分の身体に良いだけでなく、環境的にもさ
まざまな点で価値の高いお米の食べ方なんですね。そんな玄米のことを、食べたこ
とがない人、食べたことがある人、食べている人など、すべての人に、もっとよく
知ってもらいたいと思い書きました。

 さらに、先日「ブラウン・ライス・ウオーター」というバンドを結成いたしまし
た。日本語に訳すと「玄米水」です。ジャンベというアフリカンドラムと、ギター
と笛のユニットです。私のパートは笛で、竹で作ったシンプルな横笛を吹いていま
す。はじめての音合わせが、ライブ本番というような適当なバンドですが、音楽的
にはけっこういけてるかな・・・。各国の民族音楽をベースにしたセッションで、
6台大陸のお米と水を味わってもらうイメージです。

 さてさて、私の玄米への思い入れは、ご理解いただけたと思いますが、この度、
きとうむらでも玄米をベースにした商品を開発いたしました。その名も『いきいき
玄米ビスケッタ』です。私が研究員になっている玄米研究所ときとうむらのコラボ
レーション。酵素玄米を炊いた後に乾燥粉末した玄米パウダーと、国産小麦、水あ
め、菜種油、沖縄の塩、で作ったビスケッタです。おからくっきーとはまたタイプ
の違う『硬さ』がクセになる新製品! 近日発売予定です! お楽しみに!