奥木頭ぶらり散歩  その4

     「おららの炭小屋」          野口 穂

*野口さんは、お仕事を定年後、2年前木頭にUターンされて来ました。現在は炭焼きや地元木頭のPR活動など、仕事のキャリアを活かして、お忙しい毎日を送っておられます!

 正月の頃は朝10時頃に陽が出て、昼2時前には沈む。電気は有るが郵便受けはない
そして電話もない、ここは那賀町木頭北川船谷「おららの炭小屋」。
「おら」とは木頭地方の方言で自分のことを言い「ら」は複数形で「おらら」とは自
分たちのことである。ここでは、炭を焼き販売、看板・和風食台の作成・販売・設置、
また町外からの参加者による山村留学体験の支援、町内の子供たちへの遊び場の提供、
地元小学校の子供たちの「あめご釣り」やゆとり学習の工作作成支援等子供達との接
触は多い、おららの炭小屋は営利企業でもボランティア活動団体でもない類別不詳の
団体である。会員は現在15名、私は私だけは普通人と思っていますが会員には変人・
奇人が多い。特に会長は現在80歳にして身体能力抜群で、水上で一本の丸太に乗れ
ば何時までも水に落ちることはなく立っていられる、2年前タレントの加藤晴彦とリ
サ・ステックマイヤーに木頭杉の一本乗りを伝授、加藤晴彦も会長の年齢を聞いて唖
然。その他の人は機会がありましたら紹介します。儲けのない炭は毎月第2日曜日に
焼いていますご用とお急ぎの無い人は立ち寄りください。